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おそ松さん感想2期6話 あの犬やだな!

※おそ松さん2期6話までのネタばれを含みます。個人の勝手な感想な上に深読みまで入ることがあります。すいません。

今回の話、1期の5話と6話の要素を混ぜて逆にしたみたいな話だった!なんか、全体的にウソ(あるいは本当のことを言わないこと)と本音の話っていうか。

■カラ松事変ぽい感じ→イヤミが前半死んで後半の良い話っぽい場面には一切出てこないところ
■エスパーにゃんこ→あの犬
■イヤミ→1期はイヤメタルで一瞬だけど金持ちになったしラストは搾取されたのに、今回はよりビンボーだし貢がせてた
■ハタボー→1期は六つ子をともだちと呼んで大勢で誕生日会を開いたのに、今回の話はまるで逆

前半のイヤミの話

まず出だしが両親が二人だけで旅行に出かけて子ども達のために数万円のみ置いて行ってくれて案の定おそ松がそれを一人持っていこうとするという「pixivで何百回と見てきたやつ!」な始まりで…ていうか、両親がいない間に子供たちだけ(※成人済み)で留守番をしなければならなくなり、そこにウソつきがあがりこむって…それなんていう童話!?
あの犬もしや狼!?(童話でウソつきとか悪者とかって狼多いよね)まぁ普通に犬でしょうけど。

あの犬、エスパーにゃんこと対比させて出てきたってことだよね。
エスパーにゃんこが本音をしゃべる猫ならば、あの犬はウソつきの犬で(犬がウソついてるわけじゃないけど一緒にいるイヤミが)
エスパーにゃんこが野良猫ならば、あの犬はたぶん(野良ぶってるけど)飼い犬で
エスパーにゃんこが一松と友達ならば、あの犬はイヤミとはぜーんぜん仲良くなくて
エスパーにゃんこと一松が本音を通してケンカからの仲直りをしたと思ったら、あの犬とイヤミは一緒にいたけど最後は分かれて
エスパーにゃんこが本音を通して人との理解や仲を深める動物だとしたら、あの犬はウソを通して人の仲を破壊する動物っていうか
エスパーにゃんこが眼鏡をかけていれば、あの犬はサングラスをかけたし
なんか、全部対になってる感じでおもしろかった!

あの犬、玄関で一回イヤミと一緒に現れるけどそのあとイヤミだけがまず部屋に入ってきて犬だけ玄関で待っているから、ちょっとだけ画面から消えるんだよね。
その間はイヤミは「何も食べてない、死にそう、働いたのにダメだった、助けて」と本当のことを言っていて、そのあと犬が部屋に入ってきて画面に映るようになってからイヤミのウソが始まったのでは。
イヤミが馬券とかサングラスとかとにかく食べられないものを犬に食べられるかどうか判断をあおいで、犬はセーフってジェスチャーするけどウソだし。
イヤミが六つ子を「本当は優しい、心が広い」ってほめている間、ずっとあの犬一緒にいるし。
(競馬場に連れて行って100円を渡す十四松に「心が広い」、パチンコに連れて行って1,000円を渡す一松に「優しい人」って言う。)
イヤミが六つ子に「いつか恩返しする」って涙流している間も、ずっとあの犬いるし。
(関係ないけど、あの和やかな雰囲気の中でのトド松の「バカやろ」の言い方が最高に好き。何度聞いても笑う)

そして翌朝、案の定、親切にしてくれた六つ子たちの家を荒らしてお金を使いこんで本性を現した時には、イヤミはおそ松の服装をしていて、犬はカラ松の服を着てサングラスをかけていて芋虫のような動きをして出てくる。
最初なんでおそ松とカラ松の恰好?って思ったけど、イヤミと犬は別に仲良くありませんっていう比喩だったとか?(おそ松とカラ松は別に仲悪くないけど、あの話においてはちょっとケンカしていたし、途中お互い殴り合ってしまう描写もあった。)
犬が変装をして顔(目)と体を隠したとたん、イヤミは手のひらを返して本音をしゃべりだすし。
恩をあだで返されて怒る六つ子に昨日とは真逆のことを言うし。
(「せっかく助けてあげたのに」っていう十四松に「見返りを求めるなんて人助けとは言えない」と返すし、
「見捨てりゃよかった」っていう一松に「冷たい人間」って言う。)

書きながら気づいたけど、ウソと本音というよりは、間違っていることと正論か?
十四松と一松にかけた言葉を見るとそんな気もしてきた。
六つ子が自分の言葉がブーメランになって死んでから、イヤミは「正しいことを言ったやつが勝つ」って言ったし。
犬がいる間は、ウソ(間違っているなぁと思うこと)を言ってた?
犬が隠れている間は、本音というよりも正論を言っていたのかな。
六つ子がイヤミに褒められてどんどんイヤミに親切をしていく描写は、親切ではあるんだけどちょっと違うのでは…と感じさせる部分があったし。
お前らの親切はちょっと親切とは違うなと思いながら、優しい優しい!って褒めていたのかも。
言葉での攻撃がブーメランと化して文字通り自分に跳ね返ってきて死ぬのはおもしろかった!(死んだのがおもしろかったんじゃなく、自分の言葉で自分がダメージを負う描写がね)
ブーメランになった言葉は、どれも放った本人たちにとっては、本音でかつ正論だったから、その間犬はいっさい描かれていなかった。
犬が退場してから、イヤミは「正しいことを言ったやつが勝つ」「悪は滅びろ!」と言って盛大なブーメランで死んだので、やっぱりあの犬は、ウソ・間違ったことの象徴で、いないときに出た言葉は、正しいし本当のことか。
イヤミの死に方遠慮がないなあ。皮膚が飛んで骨になってそのまま粉みじんになるとか。

後半のハタ坊の話

みんなの優しさがよかったですね。
「ともだちがいない」って落ち込むハタ坊に、夜中12時過ぎてもみんなで一緒にいて「ともだちを探そう」「どういう人がいいだろう?」「どんな人がともだちだと思う?」「ゆっくり考えてみて」って話を聞いてあげるの。
そう言いながら、みんな心の中でハタ坊のことをともだちだと思っているから夜中まで一緒にいるんであって、あえてそのことを口にしないんだけど、見終わった感想としては、「おれたち友達じゃん」って言葉で伝えればよかったのに、と思う。
伝えればラスト変わっていたのでは!ハタ坊のさみしさ、結局解消されなかったんじゃないのか!
まぁそれを口にしなかったのは、落ち込むハタ坊を否定せずに寄り添ったんだろうなぁと思うけど。

だって普通は、ともだちだと思っていた人から「ともだちがいない」って言われたら、冒頭のチビ太みたいに「おれは友達じゃないのかよ?ショックー」ってなるし、下手な間柄だと「はぁ?私は何なの?じゃぁいいやもうこんな人」っつって簡単に友達関係が終わっちゃうことだって普通にある案件なのに、みんな優しく寄り添うんだよ…。マジで優しいな…。

「ともだちがいない」って言った人は、相手のことをともだちじゃないと思っているわけではなく……ただただ気持ちの落ち込みから、悩んで自分のことしか考えられなくなってつい出ちゃった甘えの言葉であって。
言われた方は冒頭のチビ太みたいなショックを受けるけど(人によっては取り返し付かないほど怒って冷めて人間関係終わる)、言った本人はショックを与えるつもりもなければ、ショックを受けるだろうことにも頭が回らないだけで、相手のことをきちんとともだちだと思ってる。むしろ、ともだちだと思っているからこそ、油断してうっかり甘えた言葉が出ちゃったのであって、根底にあるのは落ち込みとかさみしさだよ。
それをきちんとみんな汲んであげて寄り添って元気づけようとしているところがすごい。めっちゃ優しいな…。涙出そう。
(チビ太が、正体不明の寂しさについて、「六つ子のてめーらにゃわかんねーかもな」っていうところで一松だけ首をかしげていないのがまた細かくていい!)

うん、改めて言うけど、あのラストを見る限り、やっぱり言葉で「みんなハタ坊のことともだちだと思ってるよ」っていう本音を伝えるべきだったな!行動では示していたんだけどね。伝わると信じて!

そして「みんな」の中に「イヤミ」がいないというね。前半で悪として滅んじゃったからな…。

【他】
手紙の「あらかじめしかっておきます」のところにお叱りの言葉はなく一松のアドリブに託されているのがおもしろかった!
あの両親、きっとチョロ松が最初に起きて手紙を見つけて読んで一松に任せるところまで把握してたんじゃ!

そんなことを延々考えていたら火曜日が終わった。

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