おそ松さん感想2期6話 あの犬やだな

※おそ松さん2期6話までのネタばれを含みます。

今回の話、1期の5話と6話の要素を混ぜて逆にしたみたいな話だった!なんか、全体的にウソ(あるいは本当のことを言わないこと)と本音の話っていうか。

前半のイヤミの話

まず出だしが「pixivで何百回と見てきたやつ!」な始まりで。

あの犬、エスパーにゃんこと対比させて出てきたってことだよね。
エスパーにゃんこが本音をしゃべる猫ならば、あの犬はウソつきの犬で(犬がウソついてるわけじゃないけど一緒にいるイヤミが)
エスパーにゃんこが一松と友達ならば、あの犬はイヤミとはぜーんぜん仲良くなくて
エスパーにゃんこと一松が本音を通してケンカからの仲直りをしたと思ったら、あの犬とイヤミは一緒にいたけど最後は分かれて
エスパーにゃんこが本音を通して人との理解や仲を深める動物だとしたら、あの犬はウソを通して人の仲を破壊する動物っていうか
エスパーにゃんこが眼鏡をかけていれば、あの犬はサングラスをかけたし
なんか、全部対になってる感じに見えた。

あの犬、玄関で一回イヤミと一緒に現れるけどそのあとイヤミだけがまず部屋に入ってきて犬だけ玄関で待っているから、ちょっとだけ画面から消えるんだよね。
その間はイヤミは「何も食べてない、死にそう、働いたのにダメだった、助けて」と本当のことを言っていて、そのあと犬が部屋に入ってきて画面に映るようになってからイヤミのウソが始まったのでは。
イヤミが六つ子を「本当は優しい、心が広い」ってほめている間も、イヤミが六つ子に「いつか恩返しする」って涙流している間も、ずっとあの犬いるし。
(関係ないけど、あの和やかな雰囲気の中でのトド松の「バカやろ」の言い方が最高に好き。何度聞いても笑う)

後半のハタ坊の話

みんなの優しさがよかったですね。
だって普通は、ともだちだと思っていた人から「ともだちがいない」って言われたら、冒頭のチビ太みたいに「おれは友達じゃないのかよ?ショックー」ってなるし、下手な間柄だと「はぁ?私は何なの?じゃぁいいやもうこんな人」っつって簡単に友達関係が終わっちゃうことだってありえるのに、みんな優しく寄り添うんだよ…。マジで優しいな…。
チビ太が、正体不明の寂しさについて、「六つ子のてめーらにゃわかんねーかもな」っていうところで一松だけ首をかしげていないのがまた細かくていい!そして「みんな」の中に「イヤミ」がいないというね。前半で悪として滅んじゃったからな…。

【他】
手紙の「あらかじめしかっておきます」のところにお叱りの言葉はなく一松のアドリブに託されているのがおもしろかった!
あの両親、きっとチョロ松が最初に起きて手紙を見つけて読んで一松に任せるところまで把握してたんじゃ!

そんなことを延々考えていたら火曜日が終わった。